昨年の蔵書票展に出展されていた加賀谷さんの個展が、札幌駅北口近くの石の蔵ギャラリーはやしで開催されていたので観に行ってきました。
加賀谷さんの版画は木口木版というもので、私がやっている板目木版とは材料も道具も違い、ツゲやサクラなどの堅木を輪切りにした木口に、ビュランという印刀で彫る手法です。
写真でもわかるように、ハガキよりかなり小さいサイズで、緻密で繊細な線、白と黒の素敵な世界です。
加賀谷さん、もともと銅版画もされているそうで、木口木版画の他に、銅版画の作品も展示していました。
木口木版に関するいろいろなお話を聞かせていただいたり、見本で置いてある版木を彫ったり刷ったりの体験もさせていただいて、とても興味深く楽しいひとときでした。